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楽天とYahoo!ショッピング、同じ商品でどっちが安い?260商品を突き合わせた結果

「ネットで買うならとりあえず楽天」——そう決めている人は多いと思います。

ですが、まったく同じ商品でも、モールによって価格は違います。260商品・48ジャンルを2026年9月7日の1回分の記録で突き合わせた結果を、そのまま公開します。価格は日々動くので、今の価格ではありません。

先に結論

  • 3件に1件(32%)は、ほぼ同じ値段(差1%未満)。見比べる効果は小さい
  • 残りは楽天が安いのが40%、Yahoo!ショッピングが安いのが28%
  • 価格差の中央値は3.8%。ただし28%の商品には10%以上の差があった
  • ジャンルによって差の出方が大きく違って見えた(1ジャンルあたり多くて9商品の比較)。モバイルバッテリーは中央値17.0%、ヘアドライヤーは0.5%

260商品・48ジャンルを2026年9月7日に公式APIで取得し、うち別物と判断した2件を除いた258件で集計しています。

つまり、このデータの範囲では、全部を見比べる必要はなさそうです。差が出やすかったジャンルから確認するのが効率的です。

目次

1. どうやって比べたか

「似た商品」を比べても意味がないので、JANコード(商品パッケージのバーコードの番号)で同一商品だけを突き合わせました。型番違い・容量違いを混ぜないためです。

この記事の調査方法

対象260商品 / 48ジャンル(うち2件は別物と判断して集計から除外。SDカードリーダーとのセット品、構成違いの疑いがあるポータブル電源)→ 258件で集計
同一商品の判定JANコード(商品パッケージのバーコード番号)が一致するものだけを突き合わせ
取得日2026年9月7日
取得方法楽天ウェブサービス/Yahoo!ショッピングAPI(公式API)
比較した値実質価格=表示価格 −(付与ポイント相当)。両モールとも「無料会員が得られる基本ポイント」のみを反映(楽天=基本倍率/Yahoo!=LYP会員のPayPayポイント)。有料会員の上乗せは含めない。楽天の付与ポイントは、商品ページに表示された倍率(1倍=1%。SPUなど買う人ごとの上乗せは含まない)を、税込の表示価格から求めた税抜の価格にかけて、1ポイント未満を切り捨てた概算。Yahoo!ショッピングは API が返す付与ポイントのうち無料会員向けの分を使った
このデータの限界JANコード記載のある出品しか拾えず(1商品あたり中央値: 楽天4件・Yahoo!2件)、モール全体の最安値の比較ではありません。クーポンも反映していません

表示価格だけを比べても意味がありません。ポイント還元を差し引いた「実質いくら払うことになるか」で揃えています。

2. 価格差はどれくらいあるか

価格差該当した商品
1%未満(ほぼ同額)83件(32%)
1%以上175件(68%)
3%以上151件(59%)
5%以上115件(45%)
10%以上72件(28%)
20%以上24件(9%)

3件に1件はほぼ同額です。一方で、4件に1件強(28%)には10%以上の差がありました。3万円の商品なら3,000円です。

中央値は3.8%です。「多くは同額かごくわずかな差。ただし当たれば大きい」というのが実態に近い見方になります。

価格差が大きいジャンル(中央値) モバイルバッテリー n=4 17.0% 0.0〜32.6% ワイヤレスイヤホン n=8 14.9% 0.0〜26.2% ロボット掃除機 n=6 12.4% 0.0〜31.0% ポータブル電源 n=5 11.6% 0.0〜18.8% マウス n=5 10.6% 0.0〜17.6% microSDカ… n=5 10.0% 6.1〜17.4% ゲーミングヘッド… n=6 8.8% 0.0〜20.0% 価格差が小さいジャンル(中央値) ホットプレート n=6 1.6% 0.0〜11.2% 電気シェーバー n=6 1.6% 0.0〜5.9% プリンター n=5 1.5% 0.4〜6.5% 炊飯器 n=6 0.8% 0.3〜21.8% 扇風機 n=4 0.6% 0.0〜10.4% 外付けSSD n=5 0.6% 0.0〜13.2% ヘアドライヤー n=5 0.5% 0.0〜4.3%
ジャンル別の価格差(実質価格の差・中央値)。260商品・48ジャンルを2026年9月7日に公式APIで取得し、 別物と判断した2件を除く258件で集計。n はそのジャンルで比較できた商品数、バーの下は実際の値の幅。楽天の付与ポイントは、商品ページに表示された倍率(1倍=1%。SPUなど買う人ごとの上乗せは含まない)を、税込の表示価格から求めた税抜の価格にかけて、1ポイント未満を切り捨てた概算。Yahoo!ショッピングは、API が返す付与ポイントのうち無料会員向けの分を使った(有料会員向けの上乗せは含めない)。買い時ラボ調べ。

3. 差が出やすいジャンル

価格差が大きいジャンル(中央値) モバイルバッテリー n=4 17.0% 0.0〜32.6% ワイヤレスイヤホン n=8 14.9% 0.0〜26.2% ロボット掃除機 n=6 12.4% 0.0〜31.0% ポータブル電源 n=5 11.6% 0.0〜18.8% マウス n=5 10.6% 0.0〜17.6% microSDカ… n=5 10.0% 6.1〜17.4% ゲーミングヘッド… n=6 8.8% 0.0〜20.0% 価格差が小さいジャンル(中央値) ホットプレート n=6 1.6% 0.0〜11.2% 電気シェーバー n=6 1.6% 0.0〜5.9% プリンター n=5 1.5% 0.4〜6.5% 炊飯器 n=6 0.8% 0.3〜21.8% 外付けSSD n=5 0.6% 0.0〜13.2% 扇風機 n=4 0.6% 0.0〜10.4% ヘアドライヤー n=5 0.5% 0.0〜4.3%
2026-09-07 時点、JANコードで突き合わせた258ペアの実測。楽天の付与ポイントは、商品ページに表示された倍率(1倍=1%。SPUなど買う人ごとの上乗せは含まない)を、税込の表示価格から求めた税抜の価格にかけて、1ポイント未満を切り捨てた概算。2026年10月18日に、税込の価格にかけていた計算を直し、過去の記録も同じ計算で作り直した(直す前はポイントを約1割多く見積もっていたため、実質価格が、1倍の商品で表示価格の約0.1%、10倍で約0.9%ぶん低く出ていた)。Yahoo!ショッピングは、API が返す付与ポイントのうち無料会員向けの分を使った(有料会員向けの上乗せは含めない)。n はそのジャンルで突合できたペア数。中央値が小さいジャンルでも、下段のレンジを見ると大きく差が開く商品がある。1商品あたり楽天4件・Yahoo2件程度しか拾えておらず、モール全体の最安値の比較ではない。
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※ 2026-10-22 現在は 1,206ペアを突合中(記事執筆時の260ペアから 4.6倍に拡大)。価格差率の中央値は 2.4%。(毎日更新のページ)

※ 上の「現在」の行の中央値は、いま突合している全ペアの値です。本文の3.8%は2026年9月7日の258件の値で、母数とジャンルの構成が違うため、そのまま比べられません。

ここで注意があります。1ジャンルあたり比較できたのは多くて9商品しかありません(48ジャンルのうち47ジャンルが4〜9商品、1ジャンルは1商品)。中央値が小さくても、そのジャンルに大きな差の商品が無いわけではありません。

ジャンル件数中央値実際の幅
モバイルバッテリー417.0%0.0〜32.6%
ワイヤレスイヤホン814.9%0.0〜26.2%
ロボット掃除機612.4%0.0〜31.0%
ポータブル電源511.6%0.0〜18.8%
マウス510.6%0.0〜17.6%
microSDカード510.0%6.1〜17.4%
ゲーミングヘッドセット68.8%0.0〜20.0%

差が大きかったのは、出品者が多そうなジャンルが目立ちます(出品者の数は測っていないので、推測です)。

4. 差が出にくいジャンル(ただし例外はある)

ジャンル件数中央値実際の幅
ヘアドライヤー50.5%0.0〜4.3%
外付けSSD50.6%0.0〜13.2%
扇風機40.6%0.0〜10.4%
炊飯器60.8%0.3〜21.8%
プリンター51.5%0.4〜6.5%
ホットプレート61.6%0.0〜11.2%
電気シェーバー61.6%0.0〜5.9%

中央値だけを見て「このジャンルは見なくてよい」と判断しないでください。炊飯器は中央値0.8%ですが、実際には21.8%差の商品がありました。「多くは同額。ただし当たりはある」が正確な読み方です。

5.「いつも楽天」だと取りこぼす

今回のデータでは、28%の商品でYahoo!ショッピングの方が安くなりました。楽天が安かったのは40%で、残る32%はほぼ同額です。

重要なのは、今回の範囲ではそれが特定のジャンルに固まって見えなかったことです。同じ「ワイヤレスイヤホン」の中でも、商品ごとにどちらが安いかは入れ替わります。

つまり「このジャンルは楽天」と決め打ちすることはできません。できるのは「差が出やすいジャンルかどうか」で、確認する手間をかけるかどうかを決めることだけです。

6. このデータの限界

数字を出す以上、どこまでが言えてどこからが言えないかを明示しておきます。

これは「モールの最安値」の比較ではない

JANコードで突き合わせる方法では、商品情報にJANコードを記載している出品しか拾えません。実測したところ、1商品あたりの該当出品はYahoo!ショッピングで中央値2件、楽天市場で4件でした。

したがってこの記事の数字は「捕捉できた数件の出品の中での比較」であり、モール全体の最安値同士を比べたものではありません。「楽天の方が安いモールだ」という結論は、このデータからは出せません。

クーポンは反映されていない

ショップが配布するクーポンによる割引は、価格情報に含まれていません。実際の支払額はこれより安くなることがあります。

セット品・中古が混ざることがある

今回、価格差が大きい商品を1件ずつ確認したところ、2件は「同じ商品」ではありませんでした。片方がSDカードリーダーとのセット品だったもの、価格が約2倍離れていたポータブル電源(構成違いの疑い)です。この2件は集計から除いています。

また、片方が中古・アウトレット店の出品というケースも6件ありました。大きな差を見つけたときほど、まず「同じ物か」を疑ってください。

販売形態の差までは吸収できない

同じJANコードでも、セット販売・付属品・保証条件が異なる場合があります。大きな価格差がある場合ほど、内容が違う可能性を疑ってください。

1日分のデータである

2026年9月7日時点の記録です。価格は変動します。この記事の数字をそのまま今の価格として使わないでください。

当サイトではこの260商品の価格の記録を続けています(記録できなかった日もあります)。データが蓄積したら、セール期に差がどう動くかを改めて公開します。

まとめ:どう使えばいいか

  • 3件に1件はほぼ同額。今回の範囲では、全部を見比べる必要はなさそう
  • モバイルバッテリー・ワイヤレスイヤホン・ロボット掃除機・ポータブル電源は差が出やすい傾向が見られた(件数が少ないので目安)。両方見る価値がある
  • ただし中央値が小さいジャンルにも、大きく差がつく商品はある(炊飯器で21.8%差)。高額品なら一応確認する
  • 比べるときは表示価格ではなく、ポイントを引いた実質価格で比べる
  • 大きな差を見つけたら、まずセット内容と保証を確認する。同じ商品でない可能性がある

※ 本記事の価格は2026年9月7日時点で公式API(楽天ウェブサービス/Yahoo!ショッピングAPI)から取得したものです。購入前には必ず販売ページで最新の金額をご確認ください。


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更新履歴

  • 2026-10-18 数字を訂正しました。楽天のポイントを税込の価格に倍率をかけて計算していたため、楽天の実質価格を安く見積もっていました(楽天市場のポイントは税抜の価格に付きます。楽天市場ヘルプ「注文に対して付与されるポイントの計算方法を知りたい」)。税抜の価格に倍率をかけて計算し直すと、楽天が安いのは41%→40%(105件→104件)、価格差の中央値は3.9%→3.8%、3%以上の差は150件→151件、ほぼ同額は82件→83件(割合は32%のまま)です。Yahoo!ショッピングが安い28%(71件)と10%以上の差28%(72件)は変わりません。ジャンル別の値・幅と図も計算し直しました(表と図に載せている14ジャンルでは、中央値の動きは最大0.2ポイント)。幅の下限が0.1%から0.0%になったのは、表示価格が同じ組が新しい計算でちょうど同額になったためです。お詫びして訂正します。
  • 2026-10-18 図と記事の説明文を訂正しました。3章の図は、同じ日の2回分の記録を二重に数えていたため、件数(n)がおおむね実際の2倍、注記が「520ペアの実測」になっていました。2回の記録で価格が違う商品があり、その値が混ざったことと、集計から除いた2件も含まれていたことで、一部のジャンルの値と幅も違っていました(本文の数字・2章の図・表は258件で、影響はありません)。検索結果などに出る記事の説明文には、訂正前の数字(93%・34%)が残っていました。正しくは、1%以上の差があったのが68%、10%以上が28%です。あわせて、集計から除いた商品の説明、1ジャンルあたりの商品数の書き方、Yahoo! のクレジット表示の形式を直しました。3章の図は、10月5日に正しい版へ差し替わっています。お詫びして訂正します。
  • 2026-09-07 価格差が大きい商品を1件ずつ確認し、同一商品でなかった2件を集計から除外(中央値 4.0%→3.9%)。ジャンル別の「実際の幅」も修正
  • 2026-09-07 数字を訂正しました。集計方法に誤りがあり、Yahoo!ショッピング側のポイント還元が反映されていませんでした(楽天のみポイントを差し引いた状態で比較していました)。両モールとも基本ポイントを反映して再集計しています。「約7割で楽天が安い」は誤りで、正しくは楽天41%・Yahoo!28%・ほぼ同額32%です。ジャンル別の件数と値の幅も追記しました
  • 2026-09-06 ジャンル別価格差のグラフを追加。結論と調査方法をボックス化
  • 2026-09-06 公開(260商品・48ジャンルの初回調査)

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