年末年始の宿を「そのうち取ろう」と思っている方へ。
全国18エリアの宿泊料金を実際に調べたところ、大晦日はクリスマスイブの約1.9倍でした(2026年10月4日時点。各エリアの安い順30施設の中央値を、18エリアで比べた値)。そして上がり方はエリアによってまったく違います。
10月4日の記録では、箱根は3.1倍、札幌は1.2倍でした。9月の公開から4週間、同じ宿泊日の記録を続けて分かったことも追記しました。
先に結論
- 18エリアの中央値は、12/24が12,150円、12/31が23,579円(大人2名1泊・総額。各エリア安い順30施設の中央値。2026年10月4日時点)
- 10月4日の記録で上昇率が大きいのは箱根+209%、横浜+179%、草津+178%、熱海+163%。小さいのは札幌+23%、博多+44%、軽井沢+45%、那覇+48%(率が小さいだけで、金額が安いという意味ではありません)
- 公開時の記録から10月4日までの18回の記録で、大晦日の18エリアの中央値は22,920〜23,775円の範囲に収まり、中央値で見るとほとんど動いていません
- ただしエリア別には大きく違います。白馬・ニセコ・ルスツ・熱海・草津温泉・箱根の5エリアは、記録のたびに大きく動きました(最小と最大で40%〜200%の開き)。都市部は、高い記録が続くエリアと低い記録が多いエリアに分かれます
- 「早く取るほど得か」は、まだ言えません
1. 調べ方
| 対象 | 全国18エリア(都市部・温泉地・スキーリゾート) |
| 条件 | 大人2名・1泊・総額 |
| 取得日 | 2026年10月4日時点。比較の起点は、公開時(2026年9月7日)の表を作った記録(公開時の記事に載せていなかった日光、大阪・梅田、軽井沢も、同じ記録の数字)。公開時の記録から10月4日までの記録は合わせて18回で、その間に記録できなかった日が11日あります |
| 取得方法 | 楽天トラベル 空室検索API(公式API) |
| 集計値 | 各エリアで安い順30施設の中央値 |
曜日をそろえています
宿泊料金は曜日で大きく変わるため、比較するには曜日をそろえる必要があります。
2026年の12月24日と12月31日は、どちらも木曜日です。したがってこの2日の比較には曜日の影響が入っていません。
2. 宿泊日ごとの中央値
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※ 2026-10-22 現在、最も高い日は 11/21 で最安日の 3.33倍。毎日測り直しています。(毎日更新のページ)
上の図は、公開後に取り直した9月7日の記録です(下の表の「公開時」はその前の回の記録で、3つの日程で値が少し違います)。図の直下の「◯日現在」の行は自動で更新されます。本文と下の表は、10月4日時点の数字で固定しています。
| 宿泊日 | 曜日 | 公開時 | 10月4日 | 変化 |
|---|---|---|---|---|
| 11/21 | 土 | 22,445円 | 29,720円 | +32.4% |
| 12/24(イブ) | 木 | 11,992円 | 12,150円 | +1.3% |
| 12/30 | 水 | 17,075円 | 18,150円 | +6.3% |
| 12/31(大晦日) | 木 | 23,010円 | 23,579円 | +2.5% |
| 1/1(元日) | 金 | 16,175円 | 16,020円 | −1.0% |
| 2/11(祝日) | 木 | 12,520円 | 12,207円 | −2.5% |
18エリアの中央値では、年末年始の中で大晦日がピークで、元日には下がります。「年末年始が一律に高い」のではなく、12月31日に泊まることが高いという構造です。
11月21日(土)は土曜日かつ3連休の初日で、木曜日の12/24・12/31とは条件が違うため同列には比べられません。18エリアの中央値では、公開時の22,445円から10月4日には29,720円(+32.4%)になり、大晦日を上回っています。観測している宿泊日のうち、この4週間で宿泊日まで2か月を切ったのはこの1日だけです。安い部屋が埋まって中央値が上がった可能性もあり、「値上げされた」とは限りません。
3. エリア別:上がり方はまったく違う
12/24(木)から12/31(木)への上昇率です(10月4日の記録。右端は公開時の上昇率)。
| エリア | 12/24 | 12/31 | 上昇率 | 公開時 |
|---|---|---|---|---|
| 箱根 | 16,000円 | 49,400円 | +209% | +208% |
| 横浜 | 9,968円 | 27,800円 | +179% | +152% |
| 草津温泉 | 24,255円 | 67,516円 | +178% | +244% |
| 熱海 | 14,052円 | 36,899円 | +163% | +186% |
| 京都駅 | 7,302円 | 15,950円 | +118% | +114% |
| ニセコ・ルスツ | 46,300円 | 98,610円 | +113% | +165% |
| 大阪・なんば | 5,500円 | 11,408円 | +107% | +82% |
| 東京・新宿 | 13,240円 | 26,813円 | +103% | +95% |
| 東京駅・銀座 | 13,600円 | 27,340円 | +101% | +67% |
| 舞浜・浦安 | 11,900円 | 23,718円 | +99% | +100% |
| 日光 | 12,400円 | 23,440円 | +89% | +91% |
| 大阪・梅田 | 7,500円 | 14,000円 | +87% | +75% |
| 白馬 | 19,900円 | 36,850円 | +85% | +29% |
| 名古屋駅 | 10,000円 | 15,675円 | +57% | +38% |
| 那覇 | 5,400円 | 8,000円 | +48% | +34% |
| 軽井沢 | 11,000円 | 15,900円 | +45% | +38% |
| 博多 | 10,850円 | 15,630円 | +44% | +38% |
| 札幌 | 14,670円 | 18,007円 | +23% | +27% |
一部の温泉地・リゾートの上昇率は、記録する日によって大きく変わります(理由は次の章)。この表は10月4日の1回分の記録です。
なぜ差がつくのか
データからは断定できませんが、傾向はあります。
- 10月4日の記録では、上昇率の上位4つのうち3つが温泉地でした(箱根・草津・熱海)。年越しそのものが目的地になることや、部屋数が限られることが一因かもしれません(このデータでは確かめていません)
- 札幌・博多・那覇は上昇率が小さい。ビジネス需要が年末年始に落ち、観光需要の増加と相殺される、という読み方ができます(これも推測です)
ただし10月4日に2倍以上だった9エリアのうち、5つは都市部です(横浜+179%、京都駅+118%、大阪・なんば+107%、新宿+103%、東京駅・銀座+101%)。「都市部なら安い」とは言えません。
4. 4週間・18回の記録で分かったこと
公開時に、同じ宿泊日を追い続けなければ予約時期の効果は分からない、と書きました。その後も同じ18エリア・同じ宿泊日の記録を続けています。12月31日泊について、公開時から10月4日までの18回の記録を並べました。
⚠️ この表は「待てば安くなる」「早く取れば安い」のどちらも示すものではありません。ここで見ているのは「空室のある施設を安い順に30件並べたときの中央値」です。新しいプランや空室が加われば下がり、安い部屋が埋まれば上がります。施設ごとの価格は記録していないため、同じ部屋が値上げ・値下げされたのかどうかは分かりません。
| エリア | 公開時 | 18回の最小〜最大 | 10月4日 | 公開時より高かった回数 |
|---|---|---|---|---|
| 白馬※ | 38,000 | 30,800〜 92,500 | 36,850 | 13回 |
| ニセコ・ルスツ | 160,080 | 98,610〜 263,320 | 98,610 | 4回 |
| 熱海 | 41,150 | 34,610〜 53,050 | 36,899 | 6回 |
| 草津温泉※ | 86,900 | 67,516〜 99,400 | 67,516 | 6回 |
| 箱根 | 53,000 | 49,400〜 69,300 | 49,400 | 14回 |
| 横浜 | 24,655 | 24,655〜 30,950 | 27,800 | 15回 |
| 大阪・なんば | 10,400 | 9,235〜 11,408 | 11,408 | 4回 |
| 名古屋駅 | 13,469 | 13,010〜 15,675 | 15,675 | 13回 |
| 東京駅・銀座 | 23,380 | 23,200〜 27,500 | 27,340 | 15回 |
| 東京・新宿 | 25,540 | 24,497〜 28,702 | 26,813 | 11回 |
| 大阪・梅田 | 14,000 | 13,825〜 15,375 | 14,000 | 11回 |
| 札幌 | 18,007 | 17,610〜 19,580 | 18,007 | 2回 |
| 京都駅 | 16,241 | 15,590〜 16,575 | 15,950 | 4回 |
| 舞浜・浦安 | 22,640 | 22,640〜 23,718 | 23,718 | 15回 |
| 博多 | 15,024 | 14,950〜 15,630 | 15,630 | 15回 |
| 日光 | 23,890 | 23,440〜 23,890 | 23,440 | 0回 |
| 軽井沢 | 15,750 | 15,750〜 15,900 | 15,900 | 10回 |
| 那覇 | 7,990 | 7,990〜 8,000 | 8,000 | 12回 |
単位は円(大人2名1泊・総額、安い順30施設の中央値)。「公開時より高かった回数」は、公開時の後の17回のうち何回か。回数は、差が1%未満でも数えています(那覇は7,990円と8,000円の違いです)。※は10月4日に空室のある施設が25未満だったエリアで、少ない施設の出入りで値が大きく動きます。
- 18エリアの中央値は、18回すべてで22,920〜23,775円の範囲でした(幅は約4%)。中央値で見ると、大晦日の水準はこの4週間ほとんど変わっていません。ただしこの値は、18エリアを並べたときに真ん中に来る2エリア(10月4日は日光と舞浜・浦安)で決まるので、両端のエリアが大きく動いても変わりません
- 17回中11回以上で公開時より高かったのは10エリアです:横浜(15回)、東京駅・銀座(15回)、舞浜・浦安(15回)、博多(15回)、箱根(14回)、白馬(13回)、名古屋駅(13回)、那覇(12回)、東京・新宿(11回)、大阪・梅田(11回)。11回以上で公開時より低かったのは5エリアです:京都駅(12回)、ニセコ・ルスツ(12回)、大阪・なんば(12回)、日光(12回)、草津温泉(11回)。都市部でも、東京駅・銀座や横浜のように高い記録が続くエリアと、大阪・なんば、京都駅、札幌(9回)のように低い記録が多いエリアがあり、都市部としてひとくくりに上がっているわけではありません
- 最小と最大の開きが大きかったのは、白馬、ニセコ・ルスツ、熱海、草津温泉、箱根の5エリアです(40%〜200%)。同じ温泉地・リゾートでも、軽井沢と日光はほとんど動いていません(1〜2%)。箱根と白馬は10月4日には公開時より低い値ですが、それまでの記録では箱根が17回中14回、白馬が13回、公開時より高い値でした。公開時を下回ったのは、どちらも最後の3回だけです(白馬は同じ値の回が1回)
10月4日の1回分だけを公開時と比べると、1%以上高いのが7エリア、1%以上低いのが7エリア、その間が4エリアです。ただしこの分かれ方は記録する日で変わるので、「温泉地は下がった」「都市部は上がった」と1回分の比較で言うことはできません。この4週間で見られたのは、高い記録が続いたエリアがあることと、一部の温泉地・リゾートの値が日によって大きく動くことです。
公開時に「あらためて公開します」と書いた「早割は本当に得か」には、まだ答えられません。大晦日は10月4日の時点で約3か月先で、18エリアの中央値はこの4週間ほとんど動いていないためです。宿泊日まで2か月を切る11月以降の記録がそろったら、あらためて追記します。
5. 実践:どう組み立てるか
- 12月31日を外せないか考える。18エリア全体の中央値では、12/30は18,150円、1/1は16,020円でした(10月4日時点)。行き先によって違うので、予約サイトで前後の日を比べてみてください
- 温泉地は大晦日の上昇率が大きい。10月4日の記録で、箱根・草津・熱海は2.6倍〜3.1倍。年越しにこだわらないなら、時期をずらす価値がある可能性があります
- 札幌・博多・那覇は上昇率が小さい(+23%〜+48%)。ただし金額が安いという意味ではありません(12/31 の中央値は札幌18,007円、博多15,630円、那覇8,000円)
- 18エリアの中央値では、元日は大晦日より安い。ただしエリアによって違います。箱根は10月4日の記録で、12/30が33,000円、12/31が49,400円、1/1が61,874円と、元日のほうが高くなっていました。「年末年始」とひとくくりにせず、行き先の前後の日を確かめてください
このデータの限界
- 本文と表の数字は、2026年10月4日時点の1回分の記録です。一部の温泉地・リゾートは、記録する日によって数十%変わります(4章)。宿泊日が近づくにつれ価格は変わります
- 公開時の記録から10月4日までの記録は18回で、その間に記録できなかった日が11日あります。その日の動きは分かりません
- 中央値は「安い順30施設の中での中央値」です。エリア全体の中央値ではありません。空室のある施設が30に満たないエリアもあります(草津温泉・白馬など)
- 誰でも予約できるとは限らない特殊プラン(誕生日限定・日帰りなど)は除外しています
- 「何日前に予約すると安いか」は、まだ言えません。4週間分の記録では、3か月先の宿泊日について予約時期の効果を判断できないためです
この18エリア・13日程の記録は続けています。最新の数字は全国18エリア ホテル料金の推移(毎日更新)で見られます。
※ 本記事の料金は2026年10月4日時点(比較の起点は公開時の表を作った記録)で楽天トラベル 空室検索API(公式API)から取得したものです。予約前には必ず予約サイトで最新の料金と条件をご確認ください。
更新の記録:2026年9月7日 公開/2026年10月 更新(数字を10月4日時点に入れ替え、4週間の記録を追記、「都市部は上がり方が小さい」の書き方を取り下げ)
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